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ウミガメのスープ2.0「18ブックマーク」
海で遭難してしまった男とその妻や子ども達。救助を待つしかない状況だったが、船に残されていた食料はすぐに底をついた。
そんな空腹に苦しむある日、やっとの思いでウミガメを捕まえることができ、男はそのウミガメでスープをつくった。
お腹をすかせた妻や子ども達をさしおいて、男がそのウミガメのスープを全部自分で食べることにしたのは、なぜ?
18年06月03日 21:13
【ウミガメのスープ】 [とかげ]

初スープ




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遭難した船は、偶然ウミガメの生息する海域に流されてきたらしい。何匹ものウミガメが泳ぐ姿を目にした男は、この奇跡に感謝した。
すでに空腹で体力も限界に近かった男だが、それでも生きるために諦めず、ついにはウミガメを一匹掴まえることができた。さばいで料理をするのにも一苦労だった。しばらく雨水しか入れていない胃袋のことを考え、ウミガメのスープをつくった。

さて、これを――。

男は船に残っていた食料はほとんど食べずに、家族に分け与えていた。それでも、妻や子ども達は日に日に衰弱し、今や体力を使ってしまわないように寄り添ってじっと横たわっているしかなかった。男がウミガメと格闘している間も、彼らは全く気づきもせずに眠っていた。
男は確かに空腹だったし、ウミガメの捕獲と料理で相当体力を消耗した。それでも、この目の前のスープを我慢して、家族に分け与えることができないわけではなかった。
妻の、子ども達の、喜ぶ顔が目に浮かぶ。苦しむ姿を見るのは耐えられなかった。いくら自分が苦しくても、もし死んでしまったとしても、愛する家族のためなら悔いはない。

しかし。

妻も子ども達も、男よりは食事をとっている。今日、このスープを飲まないことで、すぐに死ぬことはないはずだ。一方、男はもはやもう一度海に潜って、ウミガメを捕まえる力は残っていない。命を削ってこのウミガメのスープをつくったのだ。今日明日で死ぬことはないにしても、もう一度ウミガメのスープをつくる余力はない。

男は一瞬の迷いののち、決心してスープを飲み始めた。
久々の食料が、少しずつ男の弱った身体を温めていく。

今、このスープを分け与えることは簡単だ。
しかしそうすると、もうスープをつくることはできない。もともと体力の少ない妻や子ども達にとっては、ウミガメを捕まえて料理するのは困難だ。自分が腹を満たして回復すれば、また海に入ってウミガメを捕まえられる。幸い、何匹も生息しているようだから、しばらくは飢えをしのげるはずだ。家族が眠っている今のうちに、自分がすべていただこう。そして明日には、もっと大きなウミガメを捕まえて、家族の腹を満たしてやろう。それが自分の役目なのだ。

すまない、許せ、と心の中で詫びながら、男は一人、ウミガメのスープをすする。

【要約解説】
男自身が元気になってもっとたくさんのウミガメを捕まえて料理するため。妻や子ども達が元気になっても、ウミガメを捕まえて調理するのは難しいから。
田中さんったら田中さん「18ブックマーク」
「私は田中ではない」と何度も言われているのに、相手を「田中さん」と呼ぶことをやめない佐藤さん。
何故だろう?
18年08月01日 22:31
【ウミガメのスープ】 [紺亭 唐靴蛙]

早速ですが2杯目のスープです




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※要約解説は一番下にあります。

街中で女性に声をかける佐藤。
佐藤「あ!どうも~田中さんお久しぶりです!」
女性「え…?私、田中じゃないですけど…人違いじゃないですか?」
佐藤「え?あっすみません!人違いでしたか。知り合いに似ていたもので…」
女性「いえ、気にしないでください。では…」
佐藤「あー待ってください!もしよかったら失礼しちゃったお詫びにケーキでもご馳走させてくれません?」
女性「そんなそんな、気にしてませんから」
佐藤「それじゃ俺が気にするんですよ~、人助けだと思ってお詫びさせてください!」
女性「でも今時間ないですから」
佐藤「ほんの10分でいいですから!コーヒーだけでも!」
女性「うーん、折角ですけど本当に今は時間ないんです」
佐藤「あ、そしたらお姉さんの暇なときにご馳走させてください!俺の番号言うんでメモしてもらえます?」
女性「まぁ…いいですけど」
佐藤「ありがとうございます~、ちなみに俺佐藤っていうんですけど、お姉さんお名前何ていうんですか?」
女性「鈴木です」
佐藤「鈴木さんですね!次は絶対に間違えませんから!」
女性「ふふ、だから気にしてませんって。じゃあ失礼しますね」
佐藤「電話待ってま~す」
・・・
佐藤「(惜しかったなー。まぁ番号教えられただけよかったか)」
佐藤「(お、あの子も可愛いな。よし行くか)」

佐藤「あ、田中さんじゃないですか!奇遇ですね!」
女性B「え、いや私田中じゃないです。」
(以下略)

【要約解説】
チャラ男ナンパ師、佐藤のナンパ手法は「わざと知り合いと間違えて声をかける」というものだった。
成功率は低くともメンタルの強い佐藤は何度断られようとも
女性に「田中さん」と声をかけるのをやめないのだ。
暑がりさんと「18ブックマーク」
夏。

彼女が部屋へ来るときは、僕はいつもエアコンの温度を普段より少し低めに設定していた。
だけど、その日はそうする必要がなかったので、僕は心から嬉しくなった。

何故だかわかるかな?
18年08月26日 00:35
【ウミガメのスープ】 [アルバート]



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彼女の過去について、僕は多くを知らない。彼女も語りたがらないし、僕も無理に聞き出そうとは思わないからだ。
けれど、いつも長袖で隠している彼女の手首の裏に細い傷痕がいくつもあるのを、僕は知っていた。

出合ったときも、付き合うようになってからも、夏の暑い日でも、彼女はいつも長袖の服を着ていた。そんな彼女を気遣って、僕は部屋の温度を少し低めにするようにしていたのだ。

だけど、その日。その日彼女は、僕の部屋へ半袖のワンピースを着てやって来た。淡いピンクのワンピースで身を包み、少し恥ずかしそうな、少し気まずそうな表情を浮かべる彼女を見て、僕は思わず微笑んだ。

消えない傷も、辛い過去も、彼女は僕にすべてを晒してくれる気になったのだ。

たまらなく嬉しくなった。
コーヒーが冷めないうちに「18ブックマーク」
カメオの店は豆にも挽き方にも淹れ方にもこだわったコーヒーが自慢だ。

カメオがこのコーヒーの味をより多くの人に知ってほしいと言うと、
店員のカメコは「お客様に出す量を増やしたらいいんじゃないですか」と言った。

今でも常識的な量は提供しているはずなのだが、カメコの提案の意図は何だろう。
19年04月16日 22:50
【ウミガメのスープ】 [あるかないん]

SP:ノノナガ様。本当にありがとうございました。




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カメコ曰く、

まず、カップに、コーヒーを溢れるくらい並々注いで出すんですよ。

そうすると、普段は砂糖やミルクを入れるお客様でも
まず量を減らすためにコーヒーを飲まないといけないでしょう?

そうすれば、コーヒーそのままの味を
もっとたくさんの人に知ってもらえるんじゃないですか?

(о´∀`) ごゆっくりどうぞ〜
【ウミガメ俳句】食わず嫌い「18ブックマーク」
愛娘
好き嫌い言って
ばかりいる
それ見て母は
とても嬉しげ

一体なぜ?



※ルール※
質問する際はなるべく5・7・5、あるいは5・7・5・7・7の文字数になるようにしてください。
具体的にはこんな感じです〜。
http://sui-hei.net/mondai/show/5103
19年08月24日 12:00
【ウミガメのスープ】 [オリオン]

質問は 5・7・5で して下さい




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幾たびも
花占いを
する娘

恋する歳に
なったのだなぁ

娘の成長
喜ぶ母也



(正解条件は二つ。「好き、嫌い」と言っているのが花占いであることを見破ること、そして「恋の花占いをしている娘を見て母親が何故笑ったのかな理由を答えること」です。
笑った理由は「娘の様子が微笑ましいから・可愛らしいから・娘の恋を応援しているから・娘が恋をしたことを喜んでいる」など。恋する幼い娘を見て母親が微笑む理由として成立しそうなものなら些細は問いません)