みんなのブックマーク

行きます。行きません。「34ブックマーク」
自宅の近所に本屋が近日開店する。

その知らせを聞いたカメコは喜んだのだが、
いざ本屋が開くと、カメコは一切その本屋に足を運ぼうとはしなかった。

一体なぜ?
20年01月16日 22:07
【ウミガメのスープ】 [みたらし団子]

遅くなりましたが再開します。あと一人正解が出たら終了です




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カメコには悩みがあった。
近所に本屋が建つとかで、その工事の音がやかましいのだ。

だから、もうすぐ本屋が完成して開店すると聞いたカメコは、
【工事の騒音から解放されると喜んだ。】

ただ、カメコは本に興味がなかったし、
騒音の恨みもあるので、本屋に立ち寄ることはなかったのだ。
理不尽な罵倒「33ブックマーク」
ある男女が、海の見える国道を車で走っている。
男はこの町の出身で、カーナビに頼る必要がないほどこの辺りの道には詳しかった。
車が海沿いの道に出ると、女は助手席の窓から見える海の景色に目を輝かせ、子供の様にはしゃいだ。
男も一瞬気を取られたが、ふっと目の前を子供が横切るのに気づく。
男は咄嗟に急ブレーキを踏んだ。
道路とタイヤの摩擦で甲高い音が響く。
その衝撃で隣の女の体が大きく揺れ、女は小さく悲鳴を上げた。
車が停止した後、女は急ブレーキにについて男に文句を言わなかったが、
男は女に謝るどころか大声で怒鳴りつけた。
何故でしょう?
18年08月11日 23:03
【ウミガメのスープ】 [紺亭 唐靴蛙]

夏の思い出 手をつないで 歩いた海岸線




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「運転中によそ見したら危ないでしょう!!!」

この車は教習車。仮免許の路上教習中で、男は教官、女が仮免中の運転手。
男はカーナビに頼ることなくスイスイと道順を指示する。
海沿いの道で、左手に見える海の景色に女が完全に気を取られ、教官もその様子に一瞬気を逸らしてしまった。
子供の横断に直前で気づいた教官は、助手席のブレーキペダルで車を急停止させた。
幸い事故は起こらなかったものの、運転中によそ見をしていたドライバーに教官が安全を諭すのは当然である。
無論、急ブレーキになってしまったことに関しては教官にも落ち度はあるであろうが。
【死神の精度】「31ブックマーク」
タナカタロウ(年齢不詳)さんは死にます。
彼と会話をする事で彼の年齢とその理由を探ってください。
彼の享年と死因を宣言すると正解となります。
内容が正しければ基本的にその時点で終了となりますが、内容により2種類のエンディングが存在します。

???「はぁ、全く面倒くさいシステムを導入しやがって・・・」
18年10月11日 20:12
【新・形式】 [OUTIS]

解説、Fは脳内で25%くらいに置き換えて頂戴!




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質問数=その時のタナカタロウの年齢で、彼は80歳以上で老衰し死ぬ事を望んでいる。
「どうやって死にたいですか?」や「自分の死因がわかりますか?」に対する返答目安
1~6歳は「死」という現象を認識できていない。その上、1~4歳は会話が不可能。
7~12歳は「死にたくない」という旨の返答
13~70で「80歳以上で老衰を希望」
71~100はボケてしまいまともな返答が不可能となる。

エンディング①
80~100の質問にて死因「老衰」を宣言

タナカタロウ「ありがとのう、やさしい死神さん。 これで私は心置きなく逝けるよ・・・」

窓口「・・・はい カルマさん、魂データ[氏名「タナカタロウ」 幸福度:98%] 相変わらずいい仕事しますね。 次は・・・」
俺は死神。
人の人生の終わりを見届け、天界へと導く仕事をしている。
少し前に天界から「人々に同情する死神が増えて魂が不足している。」という苦情を受けて死神上層部は死神達に「魂の数による昇給制度」を作った ・・・まあ、きっかけを作ったつもりだったんだろうな。
これで魂が足りるかと思いきや今度は拝金主義の悪魔・・・死神が悪魔ってのもなかなかに面白い表現だが・・・が魂の乱獲を始めたんだ。
そのせいで今度は地上で事故や疫病が流行り始め、戦争が勃発。地上の魂が不足し始めたんだ。ちょうど地上での近世~近代あたりになるかな?
そうなるといずれ種は滅び魂の供給も無くなる。 
しかも、若い魂や不幸の中で死んでいった魂は「未練」っつーいわば不純物が大量に入っていたんだ。
だから当時はいろいろと未練を解決しようとしていた奴らもいたらしいが、所詮は対症療法。 焼け石に水って感じだったんだ。
流石にこれはまずいと感じた上層部は魂に「ノルマ」を作った。
その内容ってのが「老齢であり幸福度が95%以上である事。」幸福度っつーのはまあいろいろ測る要素があるんだが要は未練の無さだと考えてもらえばいい。 大体魂全体を100%として未練を抜いた分が幸福度になる。
んだから、俺たち死神はターゲットが決まったらその人間の人生に少しづつ付き添いながら誕生日に接触し、その人間を未練の無い状態で送り届けるようになった。 これが今の「死神の制度」だな。
っと、少し呆けすぎたかな?
次の魂はどんな人物だろうな・・・

エンディング②
80未満の状態で死亡を宣言、あるいは80以上で「病死」や「事故死」等「老衰」以外の死亡を宣言。

タナカタロウ「嫌だ!まだ死にたくない!この悪魔が!」

窓口「・・・はい カルマさん、魂データ[氏名「タナカタロウ」 幸福度:F] もっと対象の幸福度を上げてください・・・ 次は無いですよ?」

(以下END①と同様)
百害あって一流あり「31ブックマーク」
煙草が吸えなくてイライラしていた男は、仕事の途中にもかかわらず、たまらず外に飛び出した。

少しして、満足げな顔で戻ってきた男。

「やっぱり煙草はやめられん」と彼が言うと、周りは皆ウンザリするどころか拍手を贈ったという。

煙草のせいで間違いなく仕事に支障が出ているのに、なぜだろう?
19年01月25日 20:28
【ウミガメのスープ】 [おしゃけさん]



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「真相が分かったぜ。
犯人は…お前だッエエッホゲェッホッ!!」

「カーット!カメオさん!!大丈夫ですか!?」

「ああ、すまない…煙草はどうしても慣れなくて…こんなもん吸えたもんじゃねえ…クソッタレ…」

「無理はしないでください、そこまでして煙草にこだわらなくても…」

「馬鹿野郎…俺の演じる探偵は原作から煙草がトレードマークなんだッ!

映像化を待ち望むファンの気持ちに、完璧に応えてやらなきゃあ、役者失格ってもん…ゲホッエッホッゲェ!

…すまん、ちょっと外の空気を吸ってくる」

「これは煙草をプロットから外すのも考えなきゃな…」

ーーーーー

「待たせた…外の空気を吸って大分楽になったぜ。
…色々考えたが、

やっぱり煙草はやめられん!!!

紫煙くゆらすハードボイルドな探偵を。煙のゆらめきで密室のトリックを見破ったあの名シーンを!ファンは望んでるんだ!

血反吐吐いてでもやりきってやらあッ!!
…長丁場になるかもしらんが、皆、よろしく頼むぜ」

「ウオオオオ!それでこそカメオさんだ!!」

【解説】
役者の男は、煙草がトレードマークの探偵を演じたが男は煙草をうまく吸うことができず苛立っていた。
煙にむせてたまらず外に飛び出した男だったが、
ファンを想い、原作を忠実に再現することを第一に考えた男は煙草を吸うことを決意。

外の空気を吸ってリフレッシュした彼は、煙草の演技を続けることを宣言した。

その役者根性に仕事仲間が心打たれたのは言うまでもない。


余談だが、男が吸っていたのはラッキーストライク。根性の甲斐あってか、映画も未曾有のラッキーストライクだったという。
ああとがよろしいようで。

動き出した絵「30ブックマーク」
あるところに不幸な少女がいました。
彼女は貧しく、いつも退屈していたのです。
しかも、彼女には友達と言える存在がひとりもいませんでした。

そんな少女を見かねたのか、彼女の前に突然魔法使いが現れ、プレゼントだと言ってあるものをくれました。
それは絵を描くための筆、絵の具、そしてスケッチブックです。
そのささやかなプレゼントを、少女はとても喜びました。

次の日さっそく、少女は馬の絵を描いてみました。
すると驚いたことに、絵の中の馬が尻尾を大きく振ったかと思うと、どこかへ駆け去っていってしまったのです。

ありえない出来事に、少女はすっかり目を丸くしていました。まさかこんなことが起こるなんて。
しかし同時に、わくわくした気持ちも、少女の中に芽生え始めていました。
描いたものが、まるで生きているみたいに動き出すのですから。これ以上に面白いことなど、滅多にあるはずがありません。

それから夢中になって、生きた動物を中心に、少女はいろんなものを描いていきました。
しかし、それも長くは続きません。
絵を描くためのスケッチブックが、最後の一枚になってしまったのです。

そして、最後の絵を描きあげた後に、少女は絶望して自殺してしまいました。

いったい彼女の身に何が起きたのでしょう?
19年06月29日 11:28
【ウミガメのスープ】 [伯爵]



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少女が最後の一枚に描いたのは自分自身。つまり自画像でした。
少女とよく似た女の子が、紙の中でひとりたたずんでいます。

絵の中でひとりぼっちな女の子が可哀想だと思った少女は、友達を描きこんであげようと思いました。
しかし、描こうとしても、なかなか筆が進みません。
それも当然です。少女には友達がおらず、誰かと遊んだことなどなかったのですから。

そこでふと、少女はいいことを思いつきました。
退屈しないように、絵を描く道具をあげよう。それなら、ひとりでも大丈夫だと。

さっそく描き加えると、女の子は嬉しそうに絵を描き始めました。それを見て、少女もにっこりと微笑みました。
女の子はさまざまな絵を描きました。花や果物、馬、猫、鳥、など……
そして驚くことに、それらもまた、動き始めていきました。少女が動物を描いた時と、まるで同じように。
最後の一枚になると、女の子はあるものを描きました。それは自画像でした。しかもその自画像に、絵の具やスケッチブックなどを与えています。さらに今度は、その自画像までもが絵を描き始め……

異様な光景に、少女は息をのみました。
自分のしたことが、絵の中で幾重にも渡り、繰り返されているのです。

そこで少女はようやく気づきました。
そうか、わたし自身も誰かによって描かれた存在なのだと……
自分に絵を描く道具をくれた「魔法使い」は、他でもない自分自身だったのだと……

最初から最後まで自分はひとりぼっちで、自分の周りの世界はすべて虚構だと少女は気づいてしまいました。
そして、彼女はこの不毛な無限ループを終わらせようと、ふたたび筆を取りました。

少女が最後に書きこんだのは、絵の中の世界をすべて燃やし尽くすような炎でした……

おしまい。